ジェネラリストorスペシャリスト?獣医師のビジョンの決定

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将来的ビジョンの決定の続きです。

専門性は高ければ高いほど有利な気もしますが、どうでしょうか?

 

 

ジェネラリストorスペシャリスト

 

ジェネラリスト

特に専門性を持たないということですが、逆に広く対応できるという方向性もあるでしょう。私の場合はほぼこれですが、メリットは?と聞かれると「誰でも代わりがきく」ということかと思います。つまり、自分がいないとどうにもならないってことがないので遠慮なく人に任せてお休みがとれるってことです。忙しい獣医にとっては意外と重要なことじゃないかと、個人的には考えています。

逆にデメリットとしては特色がないこと。専門性の高さは、勤務医の先生としては待遇をよくしてもらう手段として重要になることもあるでしょう。開業の先生としては病院のウリともなるわけで、経営に対する影響も大きいと思われます。

 

スペシャリスト

専門性が高いと何かと有利だとなのは間違いないのですが、ではデメリットはないのでしょうか?

開業した場合のデメリットとしてはまず初期投資が多くなります。たとえば、開業当初から眼を診たい、整形外科をやりたい、歯科をウリにしたいとなると専門だと言えるだけの機材が必要になります。そして、もし開業した地域でその需要がない場合、当然その投資が経営を圧迫します。さらに、開業後も専門性を高めるために各地で開催される専門の学会やセミナーに参加すればするほど、経営は苦しくなっていく可能性もあるわけです。一昔前は専門性のある開業で失敗することなんて考えられませんでしたが、これから開業される先生方は開業しようと思っている地域に自分と同じ専門を持った先生がどれだけいるのか、どれだけの患者数が見込めるかを把握しておかなければ痛い目に会うかもしれません。

勤務医の場合はどうでしょう?専門医としてその病院での地位を高めていった場合、もちろん重宝されるでしょう。デメリットを挙げるとすれば、代わりに診られる先生がいないと休みづらいとか、辞めづらいとかでしょうか?個人的には今後増えていく働き方じゃないかと思っています。

 

体験からの考察

私は勤務医時代に1つウリ(専門性)のある一次診療施設を開業しようと決め、総合病院で働きながら休日に専門病院へ通っていました。ある程度自信のついたところで開業したわけですが、開業した地域にはすでに同じ専門で信用されている先生がおられ、正直かけた時間とお金に見合ったリターンはありませんでした。それでもひたすら努力し続け、最終的にその地域でNo.1を目指すこともできるのですが、その労力に見合った結果が期待しづらいこと、最前線で働き続けることに魅力を感じないことから今ではあまり専門性をウリにはしていません。

今興味のある分野が大好きで極めたいと思っている方にはぜひ頑張ってもらいたいですが、あまりお金と時間をかけてがんばりすぎると家族やスタッフが犠牲になっているかもしれませんよ?

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