最近の開業を決めた先生は「事業継承で低リスクの開業ができなかな?」と考える方が多いようです。果たして事業継承はメリットの多い開業となるのでしょうか?
事業継承といえば思いつくメリットが以下のようなものではないでしょうか?
- すでに患者がついているため、来院数が少なくて潰れるリスクが低い
- 医療機械が中古でそろっているため、設備投資が少なくて済む
確かにメリットはあるようですが、デメリットも理解しておかないと痛いめにあうかもしれません。
そのデメリットとは・・・
決して安い買い物ではない
ビジネスを売買する場合、あくまでその時点での価値で判断します。売る方も一番高く売りたいはずですから、それなりに長期返済で苦労するのは覚悟しましょう。
また、普通はリタイヤ前の病院が多いはずですから、下落傾向の株をつかむようなものです。もし、売上が下落し続けた場合は閉院に追い込まれるリスクもあるでしょう。
自分で場所が選べない
出てくる病院の場所に左右されるため、自分の住みたい場所に住めることはほとんどないでしょう。一生住むかもしれない場所ですから、慎重に選びたいところですね。
また、古い病院は立地や駐車場を考慮していないケースが少なくないでしょう。近所の広い道路沿いに、駐車場の広いキレイな病院ができたら患者はどちらに行くでしょうか?
経年劣化で修繕・修理が多発するかも
古い病院を継承した場合、継承した途端に建物や機械の故障が多発するリスクもあります。お客がついているとはいえ、運転資金に余裕のある経営が必要となるでしょう。
以上のような理由から、私は事業継承を考えませんでした。それでも事業継承でうまくいっている先生はそれなりにいるようですから、リスクを踏まえた上でしっかり検討してください。
